今年の夏休みは「国内旅行」が人気!その背景と、お得な“支援策”に注目します。

■「忘れていた小銭があったので・・・」

ここ最近、利用者が急増しているという、ある機械。

Nスタディレクター
「あちらの方、機械にお金を入れて何やら操作してますね」


何かを買っているのでしょうか。
皆さん、機械にお金を次々に入れていきます。

一体、何をしているのか、利用者に聞いてみると。

利用者
「忘れていた小銭があったので、整理してみたら色んな国のものがあったので、円安になっていることもあるので」

実はこれ、海外のお金を日本の電子マネーやギフト券に交換することができる「ポケットチェンジ」という"両替機"。

「円安」が進み、外貨を以前よりお得に替えることができるため利用者が増えているといいます。


ポケットチェンジ マーケティング部 杉田真夏さん
「この円安の機会に、家に眠っている外貨の紙幣・小銭を日本で使えるものに交換しようという需要が増えている」

■新たな観光需要喚起策「全国旅行支援」

様々な影響が出ている記録的な「円安」。あおりを受けているのが海外旅行です。

旅行アナリスト 鳥海高太朗さん
「実際に海外旅行へ出かける方もいますが、現地での出費が大きいということで今年の夏は国内旅行へ出かける、そういった人も多くいます」

そんな国内旅行を後押しする追い風も。

松野博一官房長官
「7月の前半より全国を対象とした観光需要喚起策を実施することとしています。名称については『全国旅行支援』を考えているものと聞いています」

新たな観光需要喚起策「全国旅行支援」です。

全国の旅行が適用の対象で鉄道やバス、航空など公共交通機関を利用する旅行商品なら1泊あたり上限8000円が補助されるというもの。

また旅行先で土産物の購入などに使えるクーポン券を平日は3000円、休日は1000円利用できるため、補助額は最大で1万1000円に。