元町水族館びおっと 山本優 店主
「この河川にはどういう生き物がいるかっていうのを調べてですね、採取しているところですね」

かつては身近な存在だった川に住む生き物たち。

しかし、最近では川遊びをしたことがない、川の生き物を見たことがないという子どもも少なくないといいます。

山本さんは、そんな子どもたちにも魚を見てもらいたいと、こうして自ら川に入り魚などを捕まえているんです。

元町水族館びおっと 山本優 店主
「うわっ、大量にハゼの仲間だとは思うんですけど」

この日とれた魚やエビは、さっそく、店の水槽に加わりました。

他にも、山本さんがつかまえたドンコやフナ、モロコなど、店には地元の川に住む生き物たちがたくさんいます。

店に行く度に違った魚が見られるかもしれない。そんな、水族館のようなワクワク感も、店の魅力の一つです。

子ども
「楽しいです。捕まえるのが大変そうだなって思いました」
高校生
「近所の川に行って、ザリガニをとったり、メダカをとったりしてました。やっぱり僕もまた飼いたいなという思いになりました」

元町水族館びおっと 山本優 店主
「え、水族館なの?って感じで、無かったものを作りたかったというのもありますし、もともとこの場所が、おおはら模型店さんというプラモデル屋さんだったので、子どもたちがあふれるお店にしたいかなっていうのが最初の考えですね」

かつて子どもの笑い声があふれていた商店街に、賑わいを取り戻したい。

周囲に飲食店などがオープンする中、山本さんの店は、ちょっと変わった水族館として異色の存在感を放っています。

元町水族館びおっと 山本優 店主
「ゲームが流行っているとは思うんですけども、少しでもそこから離れていただきたい。できれば、子どもたちと一緒に川に魚を取りに行ったりとかして、ここで生態を調べて、こういう生き物がいるんだよってことが出来ていけば楽しいかなと思ってます」