商店街にオープンした「街中水族館」。メダカや金魚を取り扱う専門店です。開店には、店主の街への熱い思いが詰まっていました。

販売されているのは、映える朱色の体が人気のメダカの楊貴妃に、丸い体形が可愛らしい金魚、ピンポンパール。

木嶋雄大 キャスター
「綺麗な金魚。見ていて全然飽きないです。店内にはずらっと水槽が並んでいて、様々な種類の金魚やメダカが泳いでいます」

今年3月、鳥取県米子市の元町通り商店街にオープンした「元町水族館びおっと」。近年ブームが続く、メダカや金魚を取り扱う専門店です。

メダカや金魚の愛好家はもちろん、ふらっと魚を見に立ち寄ったという人の姿もありました。

店名の通り、街中にある水族館のような場所となっています。


「かわいいです。子どもを連れて来たいです」


「メダカを飼っている人が多いので、どんなものかなって思って来ました」


「10年前くらいからちょっと遊びでやっていて。いろんなメダカを見られるし、飼い方も相談したり、話したりができるので来ました」

空前のブームの中、メダカや金魚は高いものだと、1匹数万円から100万円することもありますが、店が取り扱うのは、1匹100円から2000円と、比較的安い価格帯の品種です。

子どものお小遣いでも大丈夫。良心的な価格設定なのも、店の特徴の1つです。

元町水族館びおっと 山本優 店主
「上から見る綺麗さだったり、動きの可愛さだったり、手から直接エサを食べてくれたりですとかね、愛情を注げば注ぐほど応えてくれます」

店主の山本優さん。

幼少の頃から金魚を愛して40年!好きが高じて店をオープンしたといいますが、実は、山本さんには別の顔が…

元町水族館びおっと 山本優 店主
「よいしょ」

慣れた手つきで木の枝を剪定する背中には、「庭」の文字。山本さんは、市内で造園業を営む庭師でもあるのです。

これまでに民家や寺など100以上の庭を手掛けてきた、職人歴30年の大ベテランです。

そんな山本さんが、なぜメダカや金魚の販売を行っているのでしょうか。