新型コロナの医療提供体制について、石川県は10月から入院患者を受け入れる病床数を見直し、感染状況に応じて柔軟に確保する方針を示しました。

これは27日開かれた県議会の厚生文教委員会で県が明らかにしたものです。現在、新型コロナ患者を受け入れる入院病床数は、33の医療機関にあわせて403床となっていますが、10月からは、通常の病床数を53機関327床としたうえで、感染が拡大した際には重症または中等症の患者を対象に、追加で90床を確保します。

外来診療は引き続き491の医療機関で対応することにしていて、県は冬の感染拡大に対応しつつ、コロナ禍前の通常の医療提供体制に段階的に移行していくとしています。