この跡地を巡っては、今年6月に盛岡市が3000平方メートルほどを取得して山王児童センターと山王老人福祉センター、母子生活支援施設「かつら荘」を移転すると発表しました。完成は2026年度の予定です。
 県はこれらを踏まえて、盛岡市の施設と一体となって公的な福祉機関の拠点を形成するため移転を決めました。近隣に岩手医科大学の内丸メディカルセンターや虐待事案に対応する盛岡東警察署があることから現行の利点を崩さず、緊急時の体制も整っていると判断しました。
 両センターを跡地のどの場所に建設するかについては、今年12月に公表する施設整備基本計画案に盛り込まれます。開所はともに2027年度中を目指していて、事業費は概算で30億円程度と見込まれています。