
イスラエル側の救急隊が応急処置を施したのは、イスラエル兵士にだけ。さらに、その後に続く映像には、イスラエル軍の兵士がライフルの撃鉄を上げる音が、克明に収録されていました。
イマド代表
「しっかりと見なさい。いま撃鉄を上げた。ゆっくりと近づいて、照準を定めます」
横たわるアブデル容疑者が銃殺される瞬間を、イマドさんのカメラは捉えていました。
イマド代表
「ここから先は君たちに見せることはしません。弾丸が貫いた彼の頭はバラバラになっていました」
どれだけ大切な証拠であっても、その場から生きて戻らなければ意味がない。イマドさんから子どもたちへのメッセージです。
イマド代表
「証拠を撮影することで、自分は安全です。あなたの周りにいる人も安全です。そして他の人を守ることもできるのです」

イマドさんが撮影した映像は、イスラエル側の裁判の証拠として採用されました。判決は禁錮9か月。罪は過失致死でした。どれほど理不尽なことが起きようとも、時には人の命が奪われる瞬間に遭遇しようとも、カメラを回し記録を続けることで、誰かが気が付いてくれる。それも抵抗の仕方だとイマドさんは伝えたいのです。

ヘブロン在住 ジャナさん(11歳)
「自由に外で遊びたいのよ。でも(入植者たちが)そうさせてくれないから」
ーー暴力ではなくカメラで戦うことについてどう思いますか?
「それが私たちの役目です」
ーー戦い方については?
「すばらしいです。私たちにとって役立つ方法です」
ーー向こうは武器を持っているけれど?
「私の武器の方が強いのよ」














