去年10月、当時10代の男女5人が男性に暴行を加え金を奪った強盗傷害事件。当時19歳だった特定少年の男の裁判員裁判で、検察側は懲役5年を求刑しました。

当時19歳の男は去年10月、金沢市内の公園で他の10代の仲間4人と共謀し、当時16歳の少女がSNSを使って誘い出した男性に暴行を加え大けがをさせ、現金1万5000円を奪うなどしたとして、2つの事件で強盗傷害の罪に問われています。

男は改正少年法での18歳以上の「特定少年」にあたります。

22日の裁判で検察側は、生命の危険を生じさせかねない暴行を執拗に行ったことや、犯行を主導する立場にあったとして懲役5年を求刑。一方、弁護側は男が犯行を主導したわけではないなどと主張し、執行猶予付きの判決を求めました。

男は最後に被害者に謝罪の気持ちを述べ、「色々な人の期待を裏切らず、しっかりと更生していきたい」と反省の言葉を口にしました。

判決は今月29日に言い渡されます。