自転車のヘルメットの着用が努力義務化されてから5か月余りがたちました。
警察の調査によりますと長野県内の着用率は17.3%。
全国平均の13.5%を上回り、全国で12番目でしたが、まだ、多くの人がヘルメットを着用していません。
そうした中、1、2年生の着用率が6割を超える高校があります。
そのきっかけは、生徒が抱いた「素朴な疑問」でした。
松本市の松商学園高校。
自転車で通学する多くの生徒がヘルメットを着用しています。

生徒:
「今はつけていないと安心感がない」
「短い距離でも必ず自分の体を守るためにつけようかなと思っている」
「最初はなかなか周りもつけていなくて、恥ずかしい気持ちもあったんですけど、ずっとつけているとそれが当たり前の習慣になってくるので今は抵抗はない」
全校生徒1300人余りのうち、自転車登校をしている生徒は、半数以上のおよそ700人。

このうち、1.2年生を中心に6割にあたる400人以上の生徒が着用しているといいます。
脇淵良太(わきぶち・りょうた)教諭:
「2年前がほぼゼロに近かったと思うので、本当に増えたなと実感している」