高齢ドライバーによる事故が社会問題となる中、高齢ドライバーが運転する時間帯などを自主的に控える「制限運転」を促そうと、宮崎県内の自動車学校と警察が協定を結びました。

宮崎市で行われた22日の締結式では、県自動車学校協会の梅田條尾会長と県警察本部の湯浅晴之交通部長が協定書を取り交わしました。

協定では、自主的に速度を落としたり、事故が起こりやすい時間帯に運転を控えたりする「制限運転」について、自動車学校が高齢ドライバーに宣誓を促すことなどが盛り込まれています。

(宮崎県自動車学校協会 梅田條尾会長)
「宮崎県内から高齢者の事故が一件でも少なくなるように改めて会員校の皆さんと気持ちを前に進めていきたい」

県警察本部によると、県内では、今年に入り先月末時点で、2226件の交通事故が発生し、このうち、およそ3割が高齢ドライバーによる事故だったということです。