自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」の死亡事故は、発生から2週間…大会を主催、運営する協会は今週、ようやく正式会見したものの、通行規制のコースに車が入った状況などについては「調査中」という説明に終始し、出場していた選手から憤りの声が上がっています。
8日午前11時37分ごろ、上富良野町の道道で、国内最大規模の自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」に出場していた中央大学の4年生、五十嵐洸太(いからし・こうた)さん21歳が反対車線の乗用車と正面衝突し、死亡しました。
この事故を受け、37回目となる今年の大会(8~10日)は、史上初めて中止となりました。

警察によりますと、現場はカーブが連続する片側1車線の山間路で、自転車の走行車線は、警察が公式に規制、乗用車が走行の反対車線は、大会側で警備、規制していました。