全国で弁当を食べたあとに体調不良を訴える人が相次いでいる問題。八戸市は原因の特定には、しばらく時間を要するとしています。一方で、これからの季節、食中毒にさらなる注意が必要なんです。

意外に多い「秋の食中毒」

上村彩子キャスター:
駅弁メーカーの弁当を巡っては、9月21日現在、原因は調査中です。一方で、これからの季節、食中毒に更なる注意が必要です。

細菌性食中毒の発生件数です。2022年までの過去5年の平均をまとめたデータによると、梅雨から夏にかけて気温や湿度が高いため、細菌が増えやすいイメージがあるかもしれませんが、9月や10月も、6月と同じぐらい発生件数が多いです。

では、なぜ秋に食中毒が増えるのでしょうか?食品微生物センターの山口憲太さんに聞きました。

【1】残暑疲れ
厳しい夏を乗り越えて、体が疲れていて抵抗力が低くなっている

【2】行楽シーズン
運動会やバーベキューなど屋外での食事が増える

そして細菌にとっても、秋は好条件が続きます。“食中毒菌”の多くは、室内の気温が約20℃で活発に増殖し始めますが、東京の9月22日~9月25日の最高気温の予想は

▼9月22日 28℃
▼9月23日 28℃
▼9月24日 29℃
▼9月25日 29℃