盛岡市の内舘茂市長は21日、市長選挙で掲げた退職金を受け取らないとする公約を実行するため、10月に招集される市議会定例会に関係条例の改正案を提出すると表明しました。

これは盛岡市議会の全員協議会で内舘市長が表明したものです。
内舘市長は「今、自分ができることの一つとして、今任期の退職手当を支給しないこととしたい」と議員に説明しました。
内舘市長は8月に行われた市長選挙で自ら身を切る覚悟を示すとして、任期4年分の退職金を受け取らないと公約に掲げました。
盛岡市長の退職金は任期4年間で3168万1920円です。
市は市長の退職金について規定した条例の一部改正案を10月招集される定例会で市議会へ提案します。
改正案が可決された場合、盛岡市長の退職金が全額支給されないのは、1951年の条例制定以来、初めてのことです。