新型コロナウイルスの流行が続く中、福島県内で「インフルエンザ」の感染者が増えています。9月に入ってから急増していて、県が注意を呼びかけています。

県によりますと、17日までの1週間に県内82の医療機関で確認されたインフルエンザの感染者は、1医療機関あたり4.27人で、前の週より1.72人増えて3週連続で増加しました。

地域別では、会津で9.30人、いわき市で9.08人と、前の週より5人ほど増えていて、感染が拡大しています。

一方、新型コロナの感染者は1医療機関あたり18.28人で、前の週と比べて5.85人減り、2週連続で減少しました。ほとんどの地域で前の週よりも減少していますが、県は「依然として注意が必要な状況」とみています。

県内では、手足や口の中に水ぶくれのような発疹ができる「手足口病」も流行していて、県が基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。