あす(21日)から秋の交通安全運動が始まるのを前に、岡山市で街頭啓発活動の出発式が行われました。

今年は、努力義務となった「自転車のヘルメット着用」に力を入れていて、啓発活動には自転車警ら部隊が参加。部隊は、啓発グッズの配布のほか自転車の並走やイヤホンをしている人への取り締まりを行いました。

(岡山中央警察署 中藤陽平交通官)
「みなさんに交通安全について今一度意識していただいて、交通事故の当事者とならないよう、自転車の安全利用とヘルメットの着用を呼びかけたい」

秋の全国交通安全運動は、あすから9月30日まで行われます。

【解説】
先日、少し残念なデータが公表されました。警察庁が今年7月、自転車におけるヘルメット着用率を一斉調査したもので、岡山県は7.4%、香川県は7.1%で、全国平均の13.5%を下回ったんです。最も着用率が高かったのは愛媛県でなんと59.9%でした。

岡山県警によりますと、今年の県内の交通死亡事のうち3人がヘルメットを着用していなかったということで、交通安全運動の期間中も呼びかけを行い、ヘルメット着用率の向上につなげたいとしています。