エンゼルス・大谷翔平(29)の代理人ネズ・バレロ氏が20日(日本時間)、大谷がロサンゼルス市内の病院で右ひじの手術を行ったことを発表した。

17日(日本時間)にミナシアンGMが会見を行い「右肘は手術を含めた医療措置を可能な限り早く受ける」と、大谷が右肘の手術に踏み切ることを明かした。大谷はその後、本拠地の2試合はベンチに姿を現し、笑顔で若手と会話をしていた。19日にチームが遠征に出発するとチームを離れた。

そして、日本時間の20日、ロサンゼルス市内の病院に入り、2度目の右ひじ手術を行った。2018年にトミージョン手術を担当したニール・エルアトラッシュ医学博士が再び担当「翔平と検討した結果、最終的なプランは、目の前の問題を修復し、健康な靭帯を補強する一方で、肘の長寿のために生存可能な組織を追加することでした」とコメント。

さらに「完全な回復を期待し、2024年の開幕日には何の制限もなくヒットを打てるようになり、2025年には(ヒットとピッチングの)両方をこなせるようになるだろう」と術式や右ひじのどの部分かは明らかにされていないが手術は成功したと発表した。

大谷自身もSNSで「早朝に手術を受け無事成功しました。不本意ながらシーズン途中でチームを離れることになりましたが残り試合のチームの勝利を祈りつつ、自分自身一日でも早くグラウンドに戻れるように頑張ります」と報告した。

20日(日本時間)時点で大谷はア・リーグトップの44本塁打(打点は95)。2位のL.ロバートJr.(26・ホワイトソックス)はナショナルズ戦で2試合連続となる37号を放ち7本差となった。3位は34本でA.ガルシア(30・レンジャーズ)。4位は33本でR.デバース(26・レッドソックス)と続いている。

今季は7月28日のタイガース戦のダブルヘッダー第1試合でメジャー初完投初完封を達成、第2試合では2打席連続ホームラン、メジャー史上初のダブルヘッダーでの完封とホームランとなった。打者成績は打率.304、44本塁打、95打点、20盗塁。投手成績は10勝5敗、防御率3.14、167奪三振。

2年連続の2桁勝利となったが、規定投球回には到達できず。打撃ではすでに規定打席に達しており、打率は.304と初めて打率3割をクリアした。