
遠投90メートルの丸谷捕手も自分の肩だけに頼りません。チーム全員の力をいかに引き出すかに心を砕くからです。選手たちが、自分たちで考えるからアプローチもさまざまで、目標設定もさまざまです。ここには、かつてジャイアンツでプロ野球選手だった 川本大輔 監督の人生経験が生きています。

川本大輔 監督
「目標をしっかり持つことが、プロ野球選手は上手。目標の設定の仕方を一緒に考えて、何日でもそれを塗りかえて、レベルをちょっとずつ げるようにやっています」
だから広島サンズの仲間たちは、心は1つでも夢や目標はさまざまです。

選手たち
― 夢は何ですか?
「プロ野球選手です」
「社長です」
「ラッパーです」

― では、ラップをお願いします。
「ヘイよー、広島サンズよー。すいませんでした」
ただ自由なわけではありません。自分で目標を持ち、考え、行動する。そのためのメソッドが、広島サンズの明るいグラウンドなのです。

保護者は
― 広島サンズのいいところは?
「新しい感じで、髪型も含めて自由で楽しんでやれるチーム。チームの雰囲気もよく、ミスしても前向きにやっている。家でも野球の話をしてくれるようになった。すごく明るく話してくれます」

広島サンズ 川本大輔 監督
「保護者も指導者も子どもも楽しく、エンジョイ・ベースボールじゃないですけど、しんどいこと、泥くさいことをやったうえで(楽しさを)感じられるように保護者も子どもも指導者もチーム一丸が特長のチームです」