エンゼルスは17日(日本時間)、右脇腹を痛めている大谷翔平(29)について、10日間の負傷者リスト(IL)に入り、今季残り試合は欠場することを発表した。
会見を行ったミナシアンGM(43)は「右肘は手術を含めた医療措置を可能な限り早く受ける」と、大谷が手術に踏み切ることを明かした。大谷にとっては2度目の右肘手術になるが「詳細は把握していない」と語った。
さらに右脇腹は前日のMRI検査の結果、炎症が治まっておらず、大谷本人が今季を終える決断を下したという。
大谷は8月24日のレッズとのダブルヘッダー第1戦で先発登板した際、2回途中で降板。その後の検査で「右肘内側側副じん帯損傷」と診断され、今季残り試合は登板せず打者に専念することが決まった。
以降打者として10試合連続で出場していたが、9月5日の試合前に行ったフリー打撃で右脇腹を痛め、急きょその日のスタメンを外れた。12日のマリナーズ戦では一時スタメンに名前が入っていたが、取り消しとなり、代打起用もなく欠場が続いていた。
ここまで大谷はア・リーグトップの44本塁打をマーク(打点は95)。2位のL.ロバートJr.(26・ホワイトソックス)の35本と9本差で、3位は34本でA.ガルシア(30・レンジャーズ)。4位は32本でA.ジャッジ(31・ヤンキース)と続き、日本人初の本塁打王は濃厚とされている。
今季投手としては10勝(5敗)を挙げ、2年連続の2桁勝利となったが、規定投球回には到達できず。打撃ではすでに規定打席に達しており、打率は.304と初めて打率3割をクリアした。
チームは前日(15日)のタイガース戦に敗れ、地区優勝の可能性が完全に消滅したことが決まった。大谷の欠場は11試合連続となり、同試合後に本拠地のロッカーを整理していた。