■MLB エンゼルス 2ー11 タイガース(日本時間16日、エンゼル・スタジアム)
右脇腹を痛めている大谷翔平(29)は本拠地で行われたタイガース戦でこの日もベンチスタートとなり、最後まで出場機会はなく11試合連続の欠場。
チームは3連敗で80敗(68勝)に到達。借金はワーストタイの12に逆戻りで、14年以来の地区優勝の可能性が消滅した。今季は残り14試合。
エンゼルスは先発のG.キャニングが、初回に2死から連打を浴びて先制点を奪われると、試合の主導権を握られる。打線は3回までパーフェクトに抑えられ、4回は相手バッテリーミスなどで2死一・三塁とするが、得点を挙げられず。
後半は7回にD.フレッチャーの2号ソロで1点を返すが、8回に3人目のJ.ディアスが集中打を浴び、1イニング今季最多の7失点。代わって野手のE.エスコバーがマウンドに上がり、9回も含め打者5人をパーフェクトに抑えた。打線は9回2死で6月24日以来の復帰となったJ.ウォルシュが2号ソロを放ち、意地のバッティングをみせたが9点差の大敗でゲームセット。
大谷は5日の試合前に行ったフリー打撃で右脇腹を痛め、急きょその日のスタメンを外れた。12日のマリナーズ戦では、一時スタメンに名前が入っていたが、急きょ取り消しとなり、以降も代打起用もなく欠場が続いている。
ここまで大谷はア・リーグトップの44本塁打をマーク(打点は95)。2位(35本)のL.ロバートJr.(26・ホワイトソックス)はこの日4打数無安打で、大谷と9本差は変わらず。3位は34本でA.ガルシア(30・レンジャーズ)。4位は32本でA.ジャッジ(31・ヤンキース)が続いている。