■天皇賜盃第92回日本学生陸上競技対校選手権・第3日(16日、埼玉・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)
大学生の日本一決定戦、日本インカレの男子110mハードル決勝が行われ、順天堂大学4年の村竹ラシッド(21)が日本記録に並ぶ13秒04(-0.9)をマークし、2年連続3回目の優勝を果たした。
予選、準決勝と他選手を寄せ付けないレースで決勝に進出した村竹は1台目のハードルから飛び出すと、他選手との差を広げ圧勝。向かい風の中、泉谷駿介の持つ日本記録13秒04に並ぶタイムをマークした。このタイムは8月に行われた世界陸上ブダペストの銀メダルに相当する記録。
村竹は1年生で初優勝を果たすと、2年生の時には現・日本記録保持者の泉谷駿介に敗れ3位。しかし3年生で再び頂点に立った。
今月2日に行われた世界のトップ選手が集うダイヤモンドリーグに初出場した村竹は自己ベストに0秒01と迫る13秒19の好タイムで5位と世界の強豪と肩を並べた。世界陸上ブダペストには怪我の影響で出場が叶わなかったが、すでにパリ五輪参加標準記録を突破している。
優勝 村竹ラシッド(順天堂大)13秒04
2位 町亮汰(国際武道大)13秒72
3位 西徹朗(早稲田大)13秒81