歌舞伎俳優の市川猿翁さんが亡くなりました。83歳でした。

歌舞伎俳優の市川猿翁さん、本名・喜熨斗政彦さんが不整脈のため13日、亡くなりました。83歳でした。

猿翁さんは1939年生まれで、1947年に「二人三番叟」で初舞台を踏み、2012年に二代目市川猿翁を襲名。古典だけでなく、新作の創造にも意欲的で、スーパー歌舞伎で人気を集めていました。

2013年を最後に表舞台から退き、その後は舞台の監修や自宅で療養をしていたということです。

猿翁さんの長男で市川中車として活動する俳優の香川照之さんは「長く険しく、それでも『夢』に邁進した歌舞伎俳優人生でした。多くの人々に愛され、自らの歌舞伎道を全う出来たことは本当に幸せなことだったと思います。皆様、これまで父を愛してくださいましたこと、誠にありがとうございました」とコメントしています。