ピーク期の混雑解消が目的
全席指定、なぜ導入することになったのか。
2018年末の東京駅の写真を見ると、自由席車両を求めてホームに人があふれて、階段の方まで続いています。こうした状況が問題でした。

ピーク期には、乗り降りに時間がかかり、運行に遅れが発生してしまったり、始発駅以外からでは着席できないこともあったりしたことから、ピーク期は指定席だけにしようということなんです。
全席指定にすることによって、1列車あたり、2割ほど座席が増えるということです。
日比麻音子キャスター:
いま、スマートフォンを使えば、指定席を取りやすくなっているので、できる限り指定席を使っています。自由席を使う場面の方が少ないです。
井上キャスター:
少しでも出費を抑えるために自由席を取る人もいる。あとは「自由席の方が動きやすい」「この区間だったら自由席でも必ず座れそうだな」とか。
今村さん:
指定席と自由席、値段の差はさほどない。本当に安く行きたいなら、飛行機のLCCを使う方法もある。
山内キャスター:
静岡に実家のある高柳光希アナウンサーは、実家の浜松市に帰る時、「ひかり」の自由席に乗っているそう。でも、「のぞみ」の自由席がなくなると、「のぞみ」ユーザーが、「ひかり」に来て、「ひかり」の自由席がいっぱいになってしまわないか心配していました。
井上キャスター:
いままで「のぞみ」の自由席車両の前にできていた長蛇の列が、「ひかり」に移るだけで、結局、ホームの混雑は変わらないんじゃないか。