ユネスコの世界遺産委員会は、イタリアのベネチアについて、存続が危ぶまれる「危機遺産」の指定を見送りました。

世界文化遺産に登録されているベネチアについて、ユネスコは気候変動の影響や「オーバーツーリズム」への対応が十分でないとして、「危機遺産」への指定を勧告。ベネチア市は先週、対策として来年から日帰り客を対象に5ユーロの入域料を徴収する案を示していました。

サウジアラビアで開かれている世界遺産委員会では14日、ベネチアの「危機遺産」の指定について審議。日本が入域料の導入などイタリアの取り組みを評価し、これに複数の国が賛同、指定は見送られました。

世界遺産委員会はイタリアに対し、対策の実施状況を来年12月に報告するよう求め、2年後に改めて評価することにしています。