メンバーたちは何種類ものブドウを撮影し、その大きさを記録するなど綿密に調べました。

帰国後、小野さんはその内容を伝えようと出版社へ依頼し、ブドウ関連の書籍に撮影した写真が掲載されました。

60年前 旧ソ連を撮影した 小野捷夫さん:
(見た人から)当時とすればびっくりした捉え方をしたと聞きました。

また、メンバーの中には視察の内容をまとめた報告書を独自に制作した人もいました。

愛好会の視察から2年後の1965年以降、国は品種改良には積極的な導入が必要として、旧ソ連から74品種のブドウを輸入し研究したという記録が残されています。

小野さん:
(視察を受けて)正式に国で輸入したのだろうと思います。

この中の輸入されたブドウの1つがカッタクルガンという品種です。
カッタクルガンは今、日本で最も栽培されているブドウの元になりました。その品種は・・・。

鮮やかな緑に、大粒な実・・・。シャインマスカットです。