ロシア国防省は、占領下に置くウクライナ南部クリミア半島の軍港都市で、ウクライナのミサイルなどによる大規模攻撃があったと発表しました。

ロシア国防省は13日、ロシア黒海艦隊の本拠地であるクリミア半島セバストポリ港の造船所で、ウクライナの巡航ミサイルと無人艇による攻撃があり、火災が発生したと発表しました。

発射された巡行ミサイル10発のうち7発は撃墜し、無人艇は3隻すべてを破壊したとしていますが、修理中だった艦船2隻が損傷したほか、現地の親ロシア派幹部によると少なくとも24人が負傷したということです。

ロイター通信によりますと、ウクライナ軍は「攻撃によりロシアの大型揚陸艦と潜水艦が修復不能な損傷を受けた可能性が高い」としていて、「ロシア海軍の資産と港湾インフラに対する攻撃に成功した」と述べているということです。