■ “慣れてるから好きなんですよ” 長年のユーザーから「IE」への思い


井上貴博キャスター:
長い間、慣れ親しんできた「IE」の「e」の文字。日本では、世界の中でも特に愛されていたと言われています。

長年「IE」ユーザーだった森永卓郎教授


獨協大学経済学部 森永卓郎 教授:
愛されていたというか、「IE」が出てくる前は「ネットスケープ」というブラウザをみんな使っていたんですよ。ところがマイクロソフトが、もう他のソフトに強制的にただで、おまけで「IE」を付けて、“みんなこれ使え”って言われて、もうしょうがないからこれにしましょうといって、ずっと使い続けてきたんです。
だから、おじさんたちはまだファンが多くて。私も大学で「IE」なんですが、ヤフーを見たら、『ヤフーはもう明日からは他のブラウザに変えてください』という警告を受けちゃいまして。だから多分もう一気に消えていく。若い人たちは「IE」を使っていない人が多いので、集中的に被害を受けるのはおじさんとおばさんだと私は思っています。

井上キャスター:
「IE」終了に、10代20代はそんなにピンときてないでしょうし、今回これはやっぱりグーグルとの競争に負けたということなんですか?

森永教授:
マイクロソフトも「エッジ」という新しいものも出してるので、そっちに移ってもいいのですが。やっぱりおじさんおばさんの世代は、ずっとこれで来てしまっているので、デザインとかがもうみんな慣れちゃってる。
別に機能が高いからいいんじゃなくて慣れてるから好きなんですよ。それを奪われるのは、悲しいですね。

■「お世話になった」サポート終了を惜しむ声 ユーザーから企業まで


ホランキャスター:
慣れ親しんだものとお別れするというのは、もういつの時代も寂しいものですが、インターネット上でも、別れを惜しむ声がありました。


まずは、お別れの会を開催して「IE」のケーキを投稿している方がいたんです。ケーキの真ん中にはアイコンの「e」があり、輪っか部分はクッキーになっています。そして、ろうそくは「0616」とサポート終了の6月16日になっています。

画像の投稿者(30代)
ネットに触れ始めた頃にお世話になったので、お別れを盛り上げたり気持ちを共有できたらと思い投稿しました」


さらに、あの企業も別れを惜しんでいるんです。どこかと言いますと・・・お線香で知られている「日本香堂」です。
青と黄色のマークが印象的な「IE」。同じく青と黄色が印象的な「青雲くん」。同じ色だということで、“勝手に親近感を覚えて寂しくなっている様子”とツイッターに投稿されていました。このように、寂しい気持ちになっている方々が多いようです。