“新世代クマ”が街中に出没か
井上貴博キャスター:
絶滅していたと言われる地域でも熊が発見されるようになりました。
それが静岡県南伊豆町です。伊豆半島では、生息していた熊は絶滅したと言われていたんですが、2021年、100年ぶりに確認されました。
専門家である日本ツキノワグマ研究所の米田一彦所長にお話を伺うと、「伊豆半島は自然状態が良く、熊の生息数が増えているのでは」と話していました。

ですので、人里に下りてくる熊が増えていることに加えて、熊の頭数自体が増えているのではないかという見解です。
「全国的に熊の個体数が急増。中でも“新世代クマ”が増加している」というふうにも話しています。
そこで着目されているのが「新世代クマ」です。これは、山奥に生息する“強い熊”から逃れ、人里近くに生息し、人を恐れない、人に慣れてしまった若い熊。
今秋は山がエサ不足ですので、山にいた“強い熊”も山にいてもエサがないのでどんどん人里に全体的に近づいてきている。“新世代クマ”が街中に出没するようになったということがあるそうです。
