ガソリン価格です。13日発表された宮崎県内のレギュラーガソリンの1リットルあたりの平均価格は189.1円と、先週の過去最高値をさらに更新しました。

政府は先週から石油元売り各社に支給する補助金を拡充しましたが、石油情報センターによりますと、県内では来週以降にその効果が価格に反映されると予想しています。

石油情報センターによりますと、今月11日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は、1リットルあたり189.1円で、前の週より0.4円値上がりしました。

値上がりは15週連続で先週の過去最高値をさらに更新しました。

また、ハイオクも前の週より0.2円値上がりし、県内で過去最高値となる200円となりました。

ガソリン価格をめぐっては、政府が先週から石油元売り各社に支給する補助金を拡充。こうしたことからレギュラーガソリンの全国の平均小売価格は、およそ4か月ぶりに前の週から値下がりしています。

宮崎市内にあるこちらのスタンドでは、レギュラーガソリンの価格を先週から据え置き188円で販売しています。

その理由を聞いてみると…

(黒岩商会高岡SS 黒岩貞美 代表)「それはもう皆さん(周りのスタンド)が価格を変えていないからということです」

ガソリンの販売価格は、近隣のスタンドの価格を見て調整しているということです。

石油情報センターによりますと、県内でガソリン価格が下がっていないのは、高騰していた時に仕入れたガソリンの在庫が残っているためまだ販売価格を下げることができないスタンドが多いためと分析しています。

(黒岩商会高岡SS 黒岩貞美代表)「ある程度のお店の採算が取れて安くなるのが一番ベストなんですけどね」

県内のガソリン価格について、石油情報センターでは、来週以降、徐々に下がると予想しています。

車社会の宮崎に住む私たちにとって、ガソリン価格がいつ、どれくらい下がるのか気になるところですよね。

毎週水曜日に石油情報センターが発表する県内のガソリン価格は、県内全体の30か所以上のガソリンスタンドから販売価格を聞き取り、平均した価格となっています。

そこで、今回、宮崎市内にあるガソリンスタンド10店舗に13日の販売価格と今後の価格対応について聞き取り調査をしてみました。

宮崎市内の10店舗では、13日の販売価格はいずれも先週と同じ価格で、値下げはまだ行っていないという結果です。


今後については、「周りのスタンドの価格を見ながら決めていく」「1週間以内には価格を下げたい」「来月末までに175円に下げたい」などの意見が聞かれました。


価格高騰に苦しんできたガソリンスタンドにとっても消費者である私たちにとっても早く適正な価格に落ち着くことが望まれます。