宮崎県内でも警戒感が強まっている家畜伝染病の豚熱についてです。農林水産省は12日、宮崎を含む九州7県が提出した豚熱のワクチン接種計画を承認したと発表しました。

こうしたなか、宮崎県は、ワクチン接種の開始時期について当初より前倒しし、今月下旬から始めるよう準備を進めていることを明らかにしました。

これは、県議会代表質問で河野知事が明らかにしたものです。

それによりますと、県は、鹿児島、熊本の3県で足並みをそろえて今月下旬に豚熱のワクチン接種を開始する予定で、来週中にはワクチンが届くということです。

県は、今月1日から早期のワクチン接種に向けた研修会を開いていて、ワクチン接種ができる登録飼養衛生管理者は、今月末までに500人程度となる見込みです。

(河野知事)「単独の県というよりも、これだけ集中している南九州が同じタイミングでさあやるぞと、足並みを揃えていくのは非常に重要ではないかなと考えております。全国の約3分の1を占める一大養豚地帯でありますので、そこでの発生なり、また発生してない県への侵入というものを何としても防ぐんだという、そういう思いを共有をして、しっかり連携をして取り組んでいきたいと考えております。」

県では、初回接種を50日程度で完了させたいとしています。