「最悪の場合、自殺した人も…相手の女性を殺したも同然」
裁判官:「あなたには母と姉がいる、あなたがしたようなことを家族がほかの人にされたら?」
村田被告:「憎たらしいと思う」
裁判官:「そういう行為をなぜ?」
村田被告:「その時はちょっと考えていなかった」
裁判官:「被害者は今後どうなるか考えたことがあるか?最悪の場合、人によっては自殺した人も、PTSDになった人も。まともに生活できなくなってしまい、相手の女性を殺したも同然」「先ほどから“執行猶予になったら”など、自分のやったことを真剣に考えているように私は見えない」
裁判官:「いつかは社会復帰をすることに、その時は家族のもとに?」
村田被告:「はい」
裁判官:「仕事は?」
村田被告:「製造業とか、フォークリフトの免許があるので会社に」
裁判官:「1つの再犯対策として、仕事をするなど1人になる時間を減らすことが大事。物理的にできない状況をつくることを考えていってほしい」

45分に及んだ被告人質問が終了しました。裁判は即日結審し、検察側は「計画的で極めて卑劣な犯行。逮捕される可能性が低いという理由で女児を狙うなどした結果、女児は1人で通学することができなくなり、女児が被った被害を考えると、酌量の余地は一切ない。執行猶予中にも関わらず犯行に及ぶなど常習性は顕著で、徹底した矯正が必要だ」とし、懲役3年を求刑。

弁護側は「被告は犯行を認め反省している。更生する意欲を失わない長さにしてほしい」と訴えました。最後に村田被告が法廷の場で思いを語りました。
村田被告:「今後2度と同じ過ちを起こさないために、自分に大切な家族がいることを考え、2度とやらないことを約束します。一日でも早く就職活動をして、一生懸命に働いて、借金返済を約束。どこか行く場合は1人で行かず、家族や先輩などと一緒に行動することを約束します」
判決は9月28日に言い渡されます。