(平松さん)「光が当たっているところ、こういうところにはポンポンと実がつくはずだったが、ただただ木になっている」

4月下旬の霜の影響で、実がつかない枝が。

栗は、その年に伸びた枝に実をつけますが、枝になる前の新芽が霜の被害を受けました。

被害を確認した4月25日に新芽がへたり、2日後には、茶色く枯れています。

特に被害を受けたのが、9月下旬に収穫が始まる「銀寄(ぎんよせ)」と呼ばれる品種で、例年の3割ほどにまで減っているといいます。

(平松さん)「こっちは被害の多い品種(銀寄)こっちは霜に強い品種というか…環境はほとんど同じだが、これだけ品種によって被害の大きさが違う」

銀寄は、元々霜や風に弱く実がつきにくいとされますが、風味が良く、通信販売での人気も高い品種です。

平松さんの畑では、およそ1000本の木のうち、半分ほどが銀寄。

霜による被害は広範囲かつ局所的で、来年以降の対策の必要性も感じています。

(平松さん)「(4月の段階で)もう今年の結果わかっちゃうのかという落胆度はあったが、銀寄がこれだけやられるのは過去最大なので、ほんとうに本腰を入れて防霜対策をしていかないといけないと思う」

地元の栗菓子店は…。