最近、よく耳にすることが増えた「ワーケーション」という言葉、仕事の「ワーク」と休暇の「バケーション」を合わせた言葉で、仕事をしながら休暇も楽しむというものです。

日向市は、車に乗って移動しながら働くことができる「ワーケーションカー」を貸し出す実証実験を始めました。

12日はまず、実証実験を始めるにあたって日向市と、大和ハウス工業のグループ企業「コスモスモア」が協定を締結しました。

実証実験では、コスモスモアが手がけるカーシェアリングサービス「モビカ」を活用。

車内で快適に働くことができるよう改造されたワーケーションカーを貸し出します。

ワーケーションカーには、電源やWi―Fi、それにモニターが設置され、デスクに座った状態で仕事ができるほか、シートを倒せばベッドスペースなどとして利用できます。

「動くオフィス」としてはもちろん、災害発生時には通信拠点としても活用できるということです。

(日向市商工港湾課・新玉祐史さん)「いろいろな使い方ができる車だと思います。なので仕事として個室として使われたい方ですとか遊びに移動手段として使いたいという方いろんな方のニーズに応えられる車ですので、そういったところも検証していければと思います」

「ワーケーションカー」は、例えば午前7時から午後2時まで7時間利用した場合、7000円と走行距離に応じた料金で利用することができます。

このカーシェアリングの実証実験は全国では初めてで、来年3月末まで行われます。