なぜ、佐瀬さんは在宅医療をはじめたのか
以前は、外科医として東北大学病院などで勤務していた佐瀬さん。在宅医療をはじめた理由があります。
佐瀬友彦医師:
「もっと患者さんの身近な医療をしたいと、よりそった医療を、各家族を巻き込んで、医療をしたい。さらにその先には患者さんの地域と一緒に医療をして患者さんの環境を変えていきたいと、気づいてそれが実現できるのが在宅医療だと思った」

若者が多いイメージのある仙台市ですが、高齢者のひとり暮らし世帯率は28.9%と県内で最も高くなっています。通院が難しい人もいる中、在宅医療のニーズは高まっています。

佐瀬さんは、看護師、診療アシスタントの3人一組で患者の自宅へ向かいます。この軽乗用車が在宅診療の足となります。