茨城県に拠点を置く「流通経済大学」のサッカー部は、これまでに150名を超えるプロ選手を輩出した名門。そこで行われている、過酷な競争の舞台裏に注目しました。

大学からプロ入りするための過酷な競争

日本代表の中心の一人・守田英正選手の出身校でもある流通経済大学。2022年には、12名もの選手をJリーグに送り込んでいます。
そもそも、日本国内においてプロへつながる道は主に2つあります。一つが、Jリーグ下部組織などのユースチームからプロに昇格するというもの。


そしてもう一つが、高校や大学でスカウトを受けてプロ入りするというものです。
そんな中、サッカーの名門である流通経済大学では、部員を6つのチームに振り分けています。


とくに一軍となるトップチームは、注目されやすく、プロへのチャンスも多いカテゴリーです。全部員たちは、そこでの活躍を目標に練習しています。
ちなみに部の各チームは独立して存在しており、それぞれに公式戦でアピールするチャンスが与えられているそう。


公式戦にて“トップチームvs三軍”のような状況が実現することもあり、その試合中に目覚ましい活躍を見せ、飛び級でトップチームに昇格を果たした選手もいます。

熾烈なサバイバルを生きる、流通経済大学の選手たち

しかし現実として、昇格を果たす選手もいれば、降格となってしまう選手もいます。練習後、監督やコーチによって、選手のチーム変更について話し合いが行われます。


一人の選手について「揉まれてもう一回、自分で試合出るポジションを取って経験を積まないと」など、真剣に考えられた結果、トップチームのメンバーであっても降格を通達される…といったケースも少なくありません。


夢の“プロ入り”に向けた熾烈なサバイバルの中で、流通経済大学の選手たちはサッカーに励んでいます。

(「バース・デイ」6月11日放送分より)