「いただきます!」
「いただきます!」

この日のメニューはうどん。ゆっくり味わうことができるのかと思いきや、現場を想定し、皆かきこむように食べ進めます。
こうした早飯も訓練の1つだといいます。

厳しい"教場"の世界。実際、毎年警察学校に入校しても、リタイアする人が出てしまうといいます。そこで、今年4年ぶりにある取り組みが復活しました。それが「警察官職業体験プログラム」です。

鳥取県警察本部警務課 有福大範さん
「警察官を志望する皆さんに職業体験を実施しています。仕事を体験してもらって、その上で採用試験を受けてもらって、優秀な人材の確保に努めようという取り組みです」

鳥取県警の受験者数は、2013年には385人だったのが、2022年には185人と、約10年で半分以下に減少しています。
こうしたなか、3日間にわたって鑑識や機動隊訓練の体験、白バイや警察犬訓練の見学など、様々なプログラムを実施。警察官の仕事のイメージと現実のギャップをなくし、優秀な人材を確保しようというのです。

一方、初任科生の山根さんは、元々警察官ではなく教員を目指していました。ある大学での経験が、警察官を志すきっかけになったと話します。