島根大学生物資源科学部 高原輝彦 准教授
「こういった大きなウナギが育つ十分なエサ環境や住みやすい環境というのは、おそらく間違いないと思います。例えば、ウナギだと隠れ家が十分にあったり、そこで育つためのエサがたくさんいる。そういった環境だと思います」

今回見つかった巨大ウナギ、ダム湖の中で釣り上げられたということで、高原准教授は、放流されたウナギが長年住み着いて主となった可能性を指摘します。

島根大学生物資源科学部 高原輝彦 准教授
「海からのぼってきたウナギという可能性は、ダムがあったりするので、なかなかウナギにとって厳しい環境に思えます。
一方で、ダムに放流していた小さなウナギが育って、閉じ込められた環境ですけど、育ちやすい環境が満たされていたために、大きく育つことができたんじゃないかと考えています」

漁協ではウナギをダム湖に放流しているということで、そのまま成長した可能性もやはりありそうです。

ところで、2021年前に松江市で捕獲された国内最大級の二ホンウナギは、残念ながら去年の年末に死んでしまったそうです。

2代目の巨大ウナギは、DNA鑑定をしたあと、展示などをしながら研究対象として活躍してもらえればということです。