鳥取県南部町で、6日、特産・富有柿の出荷が始まりました。
今年は平年並みの作柄で、味や食感も良く質の良い柿が揃ったということです。

6日はポカポカと暖かい秋日和となり、秋の味覚・富有柿のシーズンが到来です。

果肉の食感が良く、糖度が高いことから「甘柿の王様」と呼ばれる富有柿。

県内36ヘクタールで栽培されていて南部町が主な産地です。

中嶋理沙記者
「食感がとろけるほど柔らかくて、甘さが非常に濃厚です」

南部町のあいみ選果場では、作業員が鮮やかに色づいた柿を丁寧に選別していました。

今年は平年並みの玉太りで糖度も申し分ない柿が揃ったということです。

カメムシの被害などが深刻だった去年の出荷は平年の半分しかない8トンほどでしたが、今年は2倍ほどの18トンが見込まれています。

鳥取県西部農業協同組合 米子・あいみ果実部 橋谷陽史柿指導部長
「今後寒さもどんどん広がっていくのでそれによって糖度も増してきておいしいものができるんじゃないかと思う」

出荷のピークは11月20日ごろで、西日本を中心に海外への輸出も予定されています。

また、優勝・ハワイ旅行を目指し富有柿の種を吹き飛ばし距離を争う「全国柿の種吹き飛ばし大会」は、5年ぶりに復活となった去年に引き続き、11月23日に開催される予定です。