週末のG20サミットで議長国を務めたインドが、これまで使っていた「インディア」の国名表記を突然「バーラト」に変更し、波紋が広がっています。
きのう、議長国がインドから次のブラジルに引き継がれ閉幕したG20首脳会議。世界経済の重要課題を話し合う国際会議の場で、実はある“異変”が起きていました。
モディ首相の国名のプレートは、インドではなく「バーラト」。ヒンディー語など現地の言語で「インド」を意味するものですが、これまで外交の舞台では、英語表記の「インディア」が使われていました。
さらに、各国の首脳に送られた夕食会への招待状にも「インド大統領」ではなく、「バーラト大統領」と書かれていたのです。
インドメディア記者
「国際会議で『インディア』から『バーラト』に名称が変わったのは初めてです」
この動きにインドメディアは、“国名が変わるかもしれない”と大騒ぎ。
インドと対立関係にある隣国・パキスタンのメディアは、「インディア」の名称の由来であるインダス川の大部分がパキスタンを流れることから、こう皮肉りました。
パキスタンメディアのSNS
「『インディア』の名称を使わないのなら、パキスタンがそれを使うようになるかもしれない」
なぜ、このタイミングで国名表記を変える動きが出たのでしょうか。
インドメディア記者
「モディ首相が『バーラト』を使うのには、政治的な動機があると思います」
インドは来年、総選挙を控えていて、ヒンドゥー至上主義を掲げるモディ政権は、「バーラト」を使うことで国民の8割を占めるヒンドゥー教徒の支持を集める狙いがあるとみられています。
インドメディア記者
「みんなが好きなのは『バーラト』ただひとつです。私たちの文化にふさわしいので」
一方で、野党や研究者からは「多民族・多宗教国家であることへの政権の不寛容さがヒンドゥー至上主義を加速させ、国を分断させることになる」などといった批判も相次いでいます。
注目の記事
「死刑を早めて」妻や息子ら3人を殺害した死刑囚、“償えない罪”に苦悶 遺族が差し入れに込めた“切実な願い”

【京都・南丹市小6男児行方不明】山中での「黄色のかばん」発見が示す『3つの可能性』 手がかり乏しいなか“今後の捜索”のポイントは?元京都府警・捜査一課長が現地を歩き解説

富野由悠季・八坂哲雄に聞く 『ガンダム』と現実の宇宙から考える これからの「ニュータイプ論」と「リアルな世界の問題」特別インタビュー

「やだ、褒めてばっかりじゃん!私大好きじゃん」結婚30年、手もつながない夫へ贈った漢字1字のラブレターと、シャイな夫からの返事

「この世の終わりのようだ」オーストラリアの空が血のように赤く 一体なにが?

能登半島地震で妻子4人亡くした警察官 44歳の再出発 「制服を脱ぎ、ギターを手に」









