「似顔絵はうまい必要ない」

静岡県警が開いた似顔絵講習会。静岡県内の警察署に勤務する若手警察官28人が参加しました。講師はこれまでに400枚以上の捜査用の似顔絵を描いてきた“似顔絵捜査”歴15年のベテラン警察官です。

<静岡南警察署 地域課 坂本剛警部補>
「最初はある程度の卵型を描いて、カクカクしているんだったら削っていけばいいんです。削って、その輪郭の形状に近いものを作っていけばいいんです。捜査用の似顔絵ってめちゃめちゃうまい必要ってないんです。追うのは芸術じゃなくて犯人です」

講師が犯人の目撃者役となり、受講した警察官が犯人の特徴を聞き出します。

<参加した警察官>
「全体的な輪郭はどんな感じですか?」
「細いっていうか普通っていうか…、中肉より少し細いのかな」

聞き出した特徴をもとに、想像を膨らませて鉛筆を走らせます。