■MLB エンゼルス 3-6 ガーディアンズ(日本時間9日、エンゼル・スタジアム)

右脇腹を痛めている大谷翔平(29)は本拠地で行われたガーディアンズ戦で、この日も出場機会はなく、5試合連続の欠場となった。

前日サヨナラ勝ちのエンゼルス(ア・リーグ西地区4位)は、3回に先制されると終始追いかける展開となった。主力選手の故障が続く中、この日4番に入ったL.オホッピー(23)の7号2ランなどで反撃するが、終盤に2つの犠牲フライで失点を重ね3点差で敗れた。

チームは連勝ならず、65勝77敗で借金は今季ワーストタイの12。今季残り20試合となった。

大谷は5日の試合前に行ったフリー打撃で右脇腹を痛め、急きょその日のスタメンを外れた。以降5戦連続でスタメンを外れ、代打起用もなく欠場が続いている。

ネビン監督はこの日の試合前に「もう一日様子をみることにした。今日は左投手だし。状態が良ければ、明日がベストの日だと思った。明日、出場できることを願っている」と大谷の復帰について語った。

本塁打王争いに向け、現在大谷はア・リーグトップの44本塁打(打率.304、打点95)。リーグ2位(35本)のL.ロバートJr.(26・ホワイトソックス)は、この日二塁打を放ったが3打数1安打で、9月はまだ本塁打はなく、大谷と9本差は変わらず。

また、34本で3位のA.ガルシア(30・レンジャーズ)は前日に10日間の負傷者リスト(IL)入りすると発表され、厳しい状況となった。31本で4位のA.ジャッジ(31・ヤンキース)は、この日2打数1安打(四球2)で5戦連続でノーアーチ。 

この5日間でライバル達も本塁打から遠ざかっており、大谷は日本人初の本塁打王に向け、自身の状態と向き合いながらシーズン終盤に向かう。