8日夜、福島県の浜通りには県内で初めてとなる線状降水帯が発生し、いわき市では緊急安全確保(警戒レベル5)が発表されています。

気象庁は、8日午後7時39分に、浜通りに県内で初めてとなる「線状降水帯発生情報」を発表しました。
県内には「記録的短時間大雨情報」も発表され、いわき市南部で1時間に約110ミリの雨が降ったとみられています。
いわき市山田では、午後8時までの1時間降水量が71ミリの非常に激しい雨が降り、観測史上最大を記録しました。

いわき市は、午後8時40分に市内を流れる蛭田川流域と宮川流域に緊急安全確保(警戒レベル5)を発表しました。
いずれの川も堤防から水があふれだし、非常に危険な状況となっています。
市では、周囲の安全を確認し安全な高い所へただちに避難するよう呼びかけています。

避難対象は、内郷地区宮町の1250世帯2963人、勿来地区瀬戸町、錦町、勿来町の787世帯1987人です。