特殊詐欺の被害を未然に防ぐ取り組みです。

詐欺グループから押収した名簿をもとに電話で注意を呼びかけるコールセンターの訓練が宮崎市で行われました。

このコールセンターは、特殊詐欺の被害を未然に防ぐため、宮崎県警察本部が民間企業に委託して、宮崎市に開設されているものです。

センターでは、警察が詐欺グループから押収した名簿などをもとにオペレーターが電話で注意を呼びかけていて、その訓練が行われました。

(オペレーター)「詐欺の手口が年々巧妙になってきていて県内でもいろいろな被害が発生している。警察官や市役所の職員実際の金融機関の職員を名乗ってくる詐欺もあるのでどうか十分にご注意をお願いします」

(コールセンターを運営するフェニックスシステム研究所・井ノ上正さん)「県民の皆さまに最新の詐欺の情報をお伝えして1件でも被害に遭わないかたをだしていきたい」

宮崎県警察本部によりますと、県内では今年に入り、先月末までに、特殊詐欺の被害が31件確認され、被害総額は1億6000万円余りに上っています。