教育現場のある課題についてです。宮崎市の小学校に大阪の製薬会社から洋式トイレがプレゼントされました。

子どもたちからは喜びの声が聞かれたんですが、実は、宮崎市の公立小中学校の洋式トイレ設置率は、全国平均より大幅に低いという現状があるんです。

宮崎市の恒久小学校で行われた贈呈式。

(小林製薬・中川由美CFOユニット長)「明るい感じになってますので、ぜひきれいに大切に使ってください。」

恒久小学校は、小林製薬が募集した洋式トイレのプレゼント企画に応募したところ、当選しました。

(児童代表・有田龍之介さん)「和式トイレになじみがなく使いづらい子どもがたくさんいますですが学校のトイレには和式トイレも多くあり洋式トイレが付いたことで行きやすくなってよかったです」

恒久小学校には、トイレが11か所ありますが、その多くは和式で、今回、2年生が使うトイレで新たに男女それぞれ1つずつ洋式に改修されました。

(2年生)「きれいだなと思いました」「きれいに使っていきたいお掃除も頑張ります」

(宮崎市恒久小学校・西村賢一教頭)「和式トイレから洋式トイレに改修していただき床面もとってもきれいにしていただいて子どもたちも大変喜んでいます。気持ちよく使わせていただいておりますのでこれからも大事に使っていきたいと思います。」

学校側も喜ぶ洋式トイレの設置。

実は、宮崎市の公立小中学校の洋式トイレの設置率は42.1%。全国平均の57%より15ポイント近く低くなっています。

(宮崎市恒久小学校・西村賢一教頭)「これから先、宮崎市内というか全国の学校がですね洋式トイレ化していくといいのかなと思っております。」


宮崎市の公立小中学校の洋式トイレ設置率は、今年4月時点で42.1%と全国平均と比べても改修が進んでいないことが分かります。

宮崎市では設置率が全国平均より低いことや子どもたち・保護者からの要望を受けて、昨年度は94基を改修して設置率を2%増やしました。

市は、2025年3月までに洋式化率50%を目指して予算を増やして対応をしているということです。

学校によると和式が多い学校のトイレにはいきづらいという意見もあるということで改修が進むといいですね。