信州新町の通称・ジンギスカン街道にあるスーパー=フレッシュトップ田中屋。
島田さんはアルバイトで精肉担当として働いています。
島田裕生さん:
「出荷した後にお肉を精肉してお客さんに提供される部分に関して見てみたいな、一貫してできないか。大事に育てれば育てるほどそうしたいなと思うわけです」
売り場の一角では島田さんが育てた羊の加工品も販売されています。
ポップも島田さんの手作り。
「サフォーク」の魅力を伝えたいという思いが表れています。
島田さんは焼き肉用に精肉する際に、基本的には廃棄されるというレバーの販売も提案しました。

島田裕生さん:
「いわゆるロスがあるという状態だったんですよね。精肉をしている上でロスを出したくないなとすぐに思いつく部分だった」
「ロスを出したくない」という考えは、さらに違う形でも実現されています。
長野市の中心市街地で革製品を販売するIVY PRODUCTS(アイビープロダクツ)。

店内では島田さんの「サフォーク」の皮を使ったトートバッグやショルダーバッグを販売しています。
今まで廃棄されていた皮を活用できないか。
そう考えていた島田さんが飛び込みで相談したのがきっかけでした。
高橋元康さん:
「羊の皮は肉厚でモチっとした質感になってくるので手触りが本当にいいです」