G7=主要7か国はAI=人工知能の国際的なルールづくりを話し合う「広島AIプロセス」の閣僚会合を開き、開発者が守るべきルールづくりで合意、閣僚声明を採択しました。

チャットGPTなど生成AIをめぐっては、偽情報や著作権などの問題があり、国際的なルールづくりが早急に取り組むべき課題となっています。

こうしたなか、G7各国は7日、「広島AIプロセス」の閣僚会合をオンラインで開催。AIの開発企業が守るべき国際的なルールを作ることで合意、まずは指針を作り、その骨子を「G7広島AIプロセスG7デジタル・技術閣僚声明」として採択しました。

閣僚声明では開発側に求める原則として、▼AIの限界やAIを利用することが不適切な領域の公表、▼電子透かし技術などでAIが作ったコンテンツだと分かるような仕組みの開発や導入などを挙げています。

松本剛明 総務大臣
「AIが社会、経済に与えるリスクを軽減して、人類に対する恩恵を最大化をするために自由と民主主義の価値を共有するG7が結束して、広島AIプロセスをさらに推進していくことが大切だと考えております」

G7は取りまとめた骨子をもとに年内にも、より具体的な行動ベースでのルールづくりを目指します。