6日・7日と仙台市中心部では、大雨の影響で、冠水の被害に見舞われました。その原因と対策について仙台市の担当者に聞きました。
6日・7日の激しい雨の影響で、仙台市中心部では、冠水が相次ぎました。なぜ度々冠水被害が起きるのか、市の担当者に聞きました。

仙台市下水道管理課 伊藤孝優係長:
「仙台市の下水道は、仙台駅周辺の整備を明治から昭和初期にかけて進めていて、その施設を今も使っている。施設能力を超える雨になると冠水被害が起きる」

仙台駅西口周辺では、下水管が整備された当初の90年前に比べてアスファルト舗装が拡大し、地面に吸収されない雨水が増えたことが冠水被害の原因の一つだということです。
このため、仙台市では、浸水被害の対策として、下水管を補う形で新たな雨水のトンネルの整備を進めています。

仙台市管路建設課 柴田誠係長:
「(雨水トンネルは)道路の冠水を防ぎ、床上・床下浸水の被害を防ぐ」

整備中の雨水のトンネルは、2026年度に供用が始まる予定です。