フランスなどで現地の剣士と交流して気づいたこと

宮崎市にある、日本武道宮崎。
剣道防具職人の多田竜三さんは、ここで防具の製造と販売、そして海外への輸出を手掛けています。

防具職人になるのは幼いころからの夢でした。

(多田竜三さん)
「うちの父が工場に行くかと言って連れて行ってもらって、そこで一番最初に職人さんの仕事の美しさみたいなのを感じて。僕は小さい頃から工場の職人さんというよりも、工場で働きたいなというのが一番最初のきっかけ」

防具職人になる前、フランスなどに渡った多田さん。
現地の剣士と交流を深めたことであることに気づきます。

(多田竜三さん)
「みんなすごく古い防具を使っていて、それも修理をしているんでしょうけど、きちんとした修理でもなく使っているという状況でした。また、新しいものもサイズが合っていなかったりとか、そういった状況で使っていたので何か私で役に立てることはないかなと」