今年で74回目となる岡山県内で最大規模の公募展「岡山県美術展覧会」=県展が始まりました。

鋭く尖った無数の「とげ」。複雑な心の内を独自の感性で表現した彫刻です。

岡山県立美術館などで始まった展覧会=県展。

会場には、2千を超える応募の中から選ばれた彫刻や洋画などの作品1216点を前期・後期に分けて展示しています。

玉野市の男性が描いた作品です。渦巻くアンモナイトを際立たせる秀逸な色彩が観賞者を引き込むと評価され、洋画部門で大賞に選ばれました。

(岡山県立美術館学芸員 鈴木恒志さん)「それぞれの作家さんたちが、どのように対象を見つめたのか。あるいは、どのように自分と向きあったのか。そういったものが現れている作品たちですので、そういったところを感じていただけたらと思います」

県立美術館と天神山文化プラザで行われている県展は、前期・後期で作品を入れ替え9月17日まで開かれています。