梅雨に入りました。大雨や水害への警戒が呼びかけられる季節ですが、他にも注意が必要なものが・・・それは雹(ひょう)です。


空から降ってくる氷の粒、なかでも5ミリを超える大きなものをひょうと呼びますが、6月は降りやすいと言われています。

6月 2日には関東周辺の広い範囲でひょうが降り、農作物が傷つくなど福島県では 10数億円規模の被害となっています。

この雹の被害、他人事では ありません。熊本でも過去に何度も被害が出ています。

2009年5月に山都町(やまとちょう)で撮影された映像です。午後 3時ごろ30分以上にわたって ひょうが降ったといいます。


気象予報士
「きのう降ったひょうが まだ残っています 。直径 1センチ以上もある大きな氷です 」

こちらのお宅では、庭に積もった ひょう が1日たっても解けずにそのままで、後片付けも 大変そうです。


こちらのタバコ畑ではタバコの葉に穴が開いて無残な姿です 。


タバコ農家
「 全滅ですね 。収穫は不可能でしょう 」

ホウレンソウ や 春菊も、元の形が分からないほどに・・・


ちなみに・・・気象台の記録では、1917年に埼玉県で直径29.5センチ「 カボチャほどの大きさ 」の巨大なひょうが降ったそうです。このカボチャでも20センチに見たいないサイズです。これが落ちてきたら危ないですよね。


ひょうの落下速度は大きさによっては100キロを超える場合もあります。いざという時は屋内に避難してください。