岸田総理「2030年代半ばまでに、最低賃金1500円目指す」

南波キャスター:
今、仕組みという話がありましたが、各国の最低賃金で比較します。
〈各国の最低賃金〉
・オーストラリア 2161円
・アメリカ ワシントン州 2084円
・フランス 1608円
・日本 961円(来月から1004円)
※2023年7月 全労連調べ
物価の差ももちろんあります。オーストラリアなどでは飲み物でも、ジュースなど400円くらいするような物価の高い国です。

そんな中で岸田総理は「2030年代半ばまでに、最低賃金1500円を目指す」(※全国加重平均)と、8月31日に官邸での会議の中で話をしました。
ただ、これは10年後くらいなので、10年後にフランスよりも安い賃金でいいのかというところは実際に指摘をされている部分でもあります。
付け加えますが、会議の中で岸田総理は「中小企業などにも賃上げができやすいように環境は整備したい」と言及はしています。

経済アナリストの森永康平氏「時給1500円を出せない企業も出てくる。そうなると人手不足で経営が厳しくなり、格差が広がる可能性もあるのではないか」