そもそも“利益を出しやすい事業”に変えられるのか
日比麻音子キャスター:
出せない企業がある、賃金がどうしても上げられない企業がある、というのは現実なわけで、これを全体でどうやって底上げできるのかというのは大きな課題ですよね。
厚切りジェイソンさん(IT企業役員/お笑いタレント):
でも資本主義で考えたら、利益を出しやすい事業に変えるようなことを考えるしかないんじゃないですかね。最低賃金をこれ以上出さないと、もう会社としてはやっていけないんだったら、それ以上利益出せるような事業に変えることによって、それ以下のなかなか利益を出しづらいものが全部消えていくというような現象が来ると思いますよ。
ホランキャスター:
まさに体力のある会社が生き残っていくことで、より強い経済になっていくということを、アメリカは特にやっているんだと思うんです。やはりどうしても「格差はよくないよね」「みんなが等しく豊かになるために」というところを目指してしまうから、余計にこの最低賃金という話題もそうですし、何か不公平感も生まれてしまいますし、何か独特な空気感が日本にあるのかなと今ちょっと感じております。
厚切りジェイソンさん(IT企業役員/お笑いタレント):
ちょっとありますよね。でも体力のある企業しか欲しくないんじゃないですか。「体力のある企業にみんな勤めようぜ」みたいな考え方だったら一番ハッピーだと思いますけど、体力のない会社も生き残らないといけないという考え方だったら、こういう大変な状況になると思います。
日比キャスター:
現状がどこまで続くのかというのもまだわかりませんから、嘆いているだけではなくて、出来ることを、と。
厚切りジェイソンさん(IT企業役員/お笑いタレント):
現状をキープしようとしないこと。